「死」というのは忌み嫌うべきものです

「夜中にお金を数えてはいけない」とよくいいます。
紙幣ができたのは明治時代以降で、それまではお金は金属製でしたからお金を数えるとどうしても音が発生します。
ですから今よりも静かな当時、特に夜にお金を数えていると結構屋外にまで聞こえたようで、それを聞きつけた泥棒や強盗がやってくるかもしれないということからこのような言い伝えができたようです。
「仕付け糸をつけたままの着物を着ると死ぬ」という言い伝えもよく聞きます。
昔、死人に着せるための白い経帷子は親族や近所の女性がさらしを縫って作りました。
その際に縫った後は糸止めをせず、仕付け糸もついたままでした。
このことから仕付け糸がついたままの着物は経帷子を連想させるので、このような言い伝えで戒めたものと考えられます。
「手振り水を掛けられると死ぬ」という言い伝えもあります。
手振り水とは、手を洗った後に手拭いなどで拭かずに手を振って水を払い飛ばすことです。
昔は死んだ人に手で汲んだ水を掛けて甦らすという風習があったことから、それを連想させるため縁起が悪いと考えられるようになったのでしょう。

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